残業時間規制などを柱とし、4月に施行された働き方改革関連法。長時間労働が染みついた日本で約70年ぶりとなる大改革となり、その実効性が注目される。すでに、フレキシブルな働き方が進む“先進国”の一つ、スウェーデンの取り組みはヒントになる一方、日本の働き方改革は、どのように映るのだろうか。(宇山友明)
「働いている時間は長いが、効率的に仕事ができていない気がする」。都内にある大手ゲーム会社で勤務する在日歴計約7年のスウェーデン人、アルヴィン・スマイチさん(31)は日本の働き方の問題点を指摘する。
岐阜大学への留学などを経て入社して3年が経過したが、いまだに日本の働き方になじめない。