クローズアップ科学

登山もできる?スーパー車椅子 元JAXA研究員がノウハウ生かす

慶応大チームが開発した電動車椅子「フォルティッシシモ」=横浜市港北区の同大(松田麻希撮影)
慶応大チームが開発した電動車椅子「フォルティッシシモ」=横浜市港北区の同大(松田麻希撮影)

 階段を上り下りする、テーブルに着く、ドアを開け閉めする-。ほとんどの人が何げなく日常的に繰り返している動きだが、一部の障害を持つ人には困難を伴う動作だ。最先端の技術でこうした動きが可能な車椅子を開発し、その技を競う国際大会「サイバスロン」が日本で初めて開催され、慶応大のチームが日本勢で最高の3位に入賞した。チームを率いたのは宇宙探査車の研究者。初めての車椅子開発で成果を挙げた秘密を探った。

でこぼこ道、階段もOK

 サイバスロンは、ロボット工学などを応用して開発した義手や義足、車椅子、パワードスーツといった支援技術を用いて競技を行う障害者のスポーツ大会。スイス連邦工科大チューリヒ校での研究が基になり、2016年にチューリヒで第1回大会が開催された。脳とコンピューターをつなげる「脳コンピューターインターフェース」や、電気刺激で筋肉の収縮を制御する技術を使った競技もある。

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