クローズアップ科学

iPS心筋移植、地震乗り越え今冬実施へ

澤芳樹・大阪大教授
澤芳樹・大阪大教授

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から心臓の筋肉(心筋)細胞を作り、シート状に加工して心臓病の患者に移植する大阪大の臨床研究の初手術が、冬ごろに実施される見通しとなった。研究を統括する澤芳樹教授は「安全性を慎重に確認し、患者さんの期待に応えたい」と語った。

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 臨床研究は重い「虚血性心筋症」の患者を対象に行う。心臓は心筋が伸びたり縮んだりすることで拍動し、体の隅々に血液を送り出す。虚血性心筋症は心筋に血液が行きわたらなくなり、伸縮能力が衰えたり壊死(えし)したりして心不全症状を起こす病気だ。

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