眠れぬ墓標

インパール作戦70年(中)極限の戦闘 6割戦死「国の定めに」

 ビルマ(現ミャンマー)での戦闘で、歩兵168連隊の分隊長を務めた今里淑郎(しゅくろう)(92)=兵庫県宝塚市=には、忘れられない光景がある。

 1人の兵士が、木にもたれて手に持った写真を見つめていた。声をかけ、肩に触れると、そのまま横に倒れ込んだ。兵士はすでに死亡し、写真には幼子が写っていた。「気持ちを思えば哀れでね。彼の胸ポケットにしまいました」

 インパール作戦を含むビルマ戦線は、もともと日本と戦う蒋介石の国民党政府に米英など連合軍が軍需品を支援する「援蒋ルート」の遮断が目的だった。

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