眠れぬ墓標

インパール作戦70年(下)遺骨収容 全ての英霊 帰還するまで

ビルマ戦線で亡くなった夫の遺影を見つめる川北千代子さん=平成26年8月11日、京都市東山区の京都霊山護国神社
ビルマ戦線で亡くなった夫の遺影を見つめる川北千代子さん=平成26年8月11日、京都市東山区の京都霊山護国神社

 「優しくて力持ちで、年寄りを大事にする、ほんまに立派な人やった」。7月に和歌山・高野山で営まれたビルマ(現ミャンマー)方面戦没者慰霊法要に参列した川北千代子(87)=京都府綾部市=は、たった20日間の結婚生活の末にビルマで亡くなった9歳上の夫、偉夫(よりお)を今でも慕う。

 結婚したのは昭和18年11月11日。川北はまだ17歳だった。そのわずか2週間後に召集令状が届いた。

 戦争に勝ち、夫は元気で帰って来ると信じていたが、終戦後の22年末に戦死公報が届いた。夫は19年10月、ビルマ北部で戦病死したとされるが、遺骨は戻ってこなかった。

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