びっくりサイエンス

身近にある熱だけで発電する電池 IoT向けに活用期待

熱で発電する電池について発表する東京工業大の松下祥子准教授=東京都目黒区(松田麻希撮影)
熱で発電する電池について発表する東京工業大の松下祥子准教授=東京都目黒区(松田麻希撮影)

 熱い場所に置くだけで発電する電池を、東京工業大と自動車部品メーカーの三桜工業(東京)の研究チームが開発した。生活空間によくある40~80度の排熱を使って発電することに成功。身近にありながら、あまり使われていない熱を有効利用することができ、IoT(モノのインターネット)機器の電源など幅広い分野で活用が期待される。

パソコンの「熱暴走」と同じ仕組み

 チームの松下祥子東工大准教授はもともと太陽光発電を研究しており、色素を使って光エネルギーを電気に変換する「色素増感型太陽電池」の仕組みに着目した。色素増感型は、色素が光を吸収することで、電子が高いエネルギーで運動している状態になり、化学反応が起きて発電する。

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