眠れぬ墓標

第2部 激戦の南島(3)転進 置いてきた仲間…悲しげな顔忘れない

 「戦友よ、来たぞ」。今年7月、パプアニューギニア(東部ニューギニア)のウエワク地区。戦後、日本政府が建立した「ニューギニア戦没者の碑」に向き合った亀田英二(91)=東京都=は、亡き仲間たちに静かに語りかけ、深いしわが刻まれたまぶたを何度も手でぬぐった。

 寄る年波に加え、4年前には交通事故に遭い、杖(つえ)が手放せなくなった。それでも、元兵士や遺族ら18人とともに訪れた今回の慰霊の旅でも、各地に赴いて仲間を弔った。ニューギニア訪問は、もう14回を数える。

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