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京都の送り火、幻の「い」の字をめぐり学者間で論争続く

 16日夜に行われる京都の夏を彩る風物詩「五山送り火」。「大」の字が有名だが、明治時代に途絶えた「い」の字を灯した場所をめぐり、研究者の間で議論が飛び交っている。地元の伝承などから京都市左京区にある山が有力とされているが、その説を推す京都精華大教授と近くにある別の山とする京大教授がそれぞれの主張を裏付ける痕跡を確認したとしており、点火場所をめぐる熱い論争が続いている。(桑村大)

 送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を再び送り出す伝統行事。起源ははっきりとしていないが、仏教が庶民の間に浸透した室町時代以降に年中行事として定着したとみられる。京都では、毎年8月16日に「五山送り火」として、市内周辺の5つの山に「大文字」「妙法」「舟形」「左大文字」「鳥居形」が灯される。かつては「い」のほか、「一」「蛇」などの字も灯されたとされるが、記録が少なく、場所などははっきりしていないものが多い。

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