びっくりサイエンス

西表島の黒カビが生んだ脳梗塞の新薬候補

脳梗塞の治療薬開発に取り組む蓮見惠司・東京農工大教授(松田麻希撮影)
脳梗塞の治療薬開発に取り組む蓮見惠司・東京農工大教授(松田麻希撮影)

 沖縄・西表(いりおもて)島の黒カビが作り出す物質を使って、脳梗塞の新薬を開発する取り組みを東京農工大の蓮見恵司教授らが進めている。従来の薬と違って、発症から時間がたった患者にも使える可能性があるのが大きな利点だ。来年にも治験を終える見込みで、これまでなら手遅れとなってしまう患者の治療に期待が高まっている。

微生物1万株から発見

 厚生労働省の調べによると、脳血管疾患による死亡者は2018年に約10万8千人で、日本人の死因の4位に入る。そのうち6万人以上を脳梗塞が占めており、命が助かっても体にまひが残るなど介護が必要となるケースが多い。

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