びっくりサイエンス

古代メソポタミアの帝国は寒冷化で滅亡か サンゴの化石に痕跡

紀元前2100年ごろに生きていたサンゴの化石の断面(渡辺剛・北海道大講師提供)
紀元前2100年ごろに生きていたサンゴの化石の断面(渡辺剛・北海道大講師提供)

 サンゴの化石に刻まれた“年輪”から古代の気候変動を見いだし、考古学に生かす試みが注目を集めている。日本とドイツの共同研究チームは、古代メソポタミア地域(現在のイラク周辺)で人類史上初の世界帝国が滅んだ時期に近い紀元前2100年ごろ、急激な乾燥化と寒冷化が起きていた痕跡を発見。農業生産の減少が社会の混乱を招き、滅亡に至った可能性を指摘している。

 研究チームを統括する北海道大の渡辺剛講師(地球環境学)によると、分析に使ったサンゴの化石は時期が異なる計6個で、いずれもアラビア半島東部・オマーンの砂漠で見つかった。

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