びっくりサイエンス

日本古来の「くずし字」にAIで挑む 解読の競技大会は中国が優勝

江戸時代前期までに制作されたとされる「うつほ物語」の写本。人工知能(AI)によって文字と認識された部分が赤い四角で囲まれている(人文学オープンデータ共同利用センター提供)
江戸時代前期までに制作されたとされる「うつほ物語」の写本。人工知能(AI)によって文字と認識された部分が赤い四角で囲まれている(人文学オープンデータ共同利用センター提供)

 日本古来の手書き文字である「くずし字」を人工知能(AI)を使って読み解く技術の開発が進んでいる。解読を競う国際大会では、90%を超える精度で認識できるシステムも登場。文系の人文学と理系の情報学がタッグを組み、貴重な古典文献を解読する技術が誕生しつつある。

世界の古文献研究に貢献

 くずし字は平安時代から明治時代まで使われてきた手書き文字だ。現代人のほとんどは理解が困難で、読み解ける人は限られている。このため、くずし字で書かれた数多くの資料が解読されないまま残されている。こうした資料から歴史や文化、過去の災害の研究に役立つ情報が見つかる可能性もあり、コンピューターで効率的に高い精度で読み解く技術の開発が喫緊の課題だった。

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