クローズアップ科学

南海トラフ地震「臨時情報」とは何 私たちがとるべき行動

南海トラフ地震の臨時情報発表を想定した気象庁の訓練=10月
南海トラフ地震の臨時情報発表を想定した気象庁の訓練=10月

 東海から九州地方の太平洋側で近い将来の発生が懸念されるマグニチュード(M)8~9級の南海トラフ地震に備え、発生の可能性が高まったときなどに気象庁が発表する臨時情報の体制が整って約半年。まだ一度も出ていないが、明日にも出されるかもしれない。いざというときに慌てないため、地震予知とは異なる臨時情報の正しい理解と、日頃の備えが必要だ。

M7級以上で発表

 南海トラフ地震は日本列島が載る陸側プレート(岩板)と、その下に沈み込むフィリピン海プレートとの境界がずれ動いて起きる。地震の規模は最大で東日本大震災を超え、30年以内に発生する確率が70~80%と非常に高い。国が想定する犠牲者数は最悪の場合で23万1千人に達する。