総力戦の内閣官房「風呂は入れるか」「テレビはあるか」異例づくめの帰国者支援

羽田空港から出る救急車=1月29日午前、東京・羽田空港(鴨川一也撮影)
羽田空港から出る救急車=1月29日午前、東京・羽田空港(鴨川一也撮影)

 政府は肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国湖北省武漢市からチャーター機で帰国した邦人の生活支援に苦慮している。地震や台風など自然災害で蓄積してきた被災地支援のノウハウが通用しないためだ。

 「まるでホテルのフロント業務のようだ」。帰国者の支援に当たる内閣官房の男性職員はこう話した。

 政府チャーター機で帰国した邦人は現在、政府が用意した「勝浦ホテル三日月」(千葉県)や「国立保健医療科学院」(埼玉県)など計4カ所の施設に滞在。帰国者全員が基本的に個室から出られないため、職員が食料や生活用品を各部屋に配って回る。配膳を下げる際には体温を記入した用紙を回収するなど手間は想定以上だ。支援物資の運搬や荷ほどきにも追われ、「全く人が足りない」(関係者)という。

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