乗客が語るクルーズ船内…イベントは通常開催 マスクなし、接触は制限されず

横浜・大黒ふ頭沖に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」のバーでくつろぐ乗客ら。マスクをつけている人はほとんどいない=4日午後4時ごろ(乗客提供)*一部画像を修正しています*
横浜・大黒ふ頭沖に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」のバーでくつろぐ乗客ら。マスクをつけている人はほとんどいない=4日午後4時ごろ(乗客提供)*一部画像を修正しています*

 新型コロナウイルスに感染した香港の男性(80)が乗っていたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」は4日も、横浜港で検疫のため停泊が続いた。検疫が長引き接岸は5日以降にずれ込む。船内の乗客が産経新聞の取材に応じ、情報不足と見えない恐怖に不安を抱える状況を語った。(村山雅弥)

 ■検疫は1分ほど

 取材に応じた50代の日本人女性は夫婦でツアーに参加。女性によると感染者がいた情報は3日午後6時半ごろに知らされた。船内では大きな混乱は起きなかったが、マスクをつけていない乗員や乗客が多いという。