「缶詰め」14日間、窓なしも…クルーズ船乗客、心身のケア急務 

横浜・大黒ふ頭に着岸するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。薬不足を訴える乗客=8日午前、横浜市(佐藤徳昭撮影)
横浜・大黒ふ頭に着岸するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。薬不足を訴える乗客=8日午前、横浜市(佐藤徳昭撮影)

 新型コロナウイルスの感染者が64人に達したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。8日にも新たな感染報告が続くなど事態は終息の気配を見せない。3600人を超える無症状の人や検査で陰性だった人の下船は早くて19日以降となる見込みで、長期間の密閉空間での「軟禁」生活に、心身のケアに加え、衣料品、医薬品など物資面での支援も課題となっている。

 ■深刻化する薬不足

 「くすりふそく」「しんこく」。船内待機が続く7日、同船にこんな文字が書き込まれた日の丸が掲げられた。厚生労働省によると、乗客の約8割が60代以上で、90代も11人いる。船内では現在、糖尿病や高血圧など持病を抱える人たちが服用する薬の不足が深刻化しつつある。

 厚労省は本人たちの要望を聞き、6~7日に147人分の薬を搬入した。だが、薬を望む声は後を絶たず、「まだまだ行き渡っていない」(担当者)。7日時点で約300人分の薬が本人に届いておらず、外国人の乗客が希望する薬は入手困難さも加わって対応はさらに遅れている。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください