東京特派員

公衆衛生を優先した「大風呂敷」 湯浅博

中国・武漢に臨時に設置された病院で新型肺炎患者の対応に当たる医療関係者ら=7日(共同)
中国・武漢に臨時に設置された病院で新型肺炎患者の対応に当たる医療関係者ら=7日(共同)

 「大風呂敷」といわれた後藤新平にならって、「国難とは平和の仮面をかぶってジリジリ寄せくる外患である」とあちこちで話している。今どきの国際情勢が、100年ほど前に彼が語った頃によく似ているような気がして、こちらも風呂敷を広げる。

 鎌倉時代の元寇(げんこう)や、江戸末期のペリーの黒船来航は、目に見える脅威だから国を挙げて身構える。だが、「国難」は、ひそかに忍び寄るから「人、これに気付かない故に備えず」。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください