明治維新を支えた男 白石正一郎日記に見る幕末

第3部 新時代(6)商人から宮司への転身 編集委員・宮本雅史

白石正一郎が第2代宮司になった赤間神宮 =山口県下関市(宮本雅史撮影)
白石正一郎が第2代宮司になった赤間神宮 =山口県下関市(宮本雅史撮影)

  慶応3(1867)年12月、王政復古の大号令でついに、山口・下関の荷受問屋「小倉屋」の当主で尊攘志士の白石正一郎(しらいし・しょういちろう)らが目指した明治新政府が樹立された。

 しかし、近代化や身分平等を推し進める新政府側と反体制派が対立。明治10(1877)年9月には、征韓論に敗れて下野した西郷隆盛が西南の役で自刃(じじん)に追い込まれた。正一郎は日記に西郷の死を記していないが、思いを同じにした同志の死に深い衝撃を受けたことは想像できる。

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