米国、有人宇宙で復権 官民分担で新時代開く

 米スペースX社の新型宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げ成功は、米国が有人宇宙開発における世界の主導権を取り戻す大きな一歩となった。民間企業が示した高い技術力はロシアや中国にない強みで、将来の宇宙旅行への足場となる。米政府は次の大きな目標である月面着陸に向けて新時代をリードする戦略だ。

 米国は人類初の月面着陸に成功したアポロ宇宙船やスペースシャトルで有人宇宙飛行を牽引(けんいん)してきたが、2011年にシャトルを廃止したことで自前の有人宇宙船を失った。

 「空白期間」は米国の有人宇宙開発の歴史で最長の9年に及んだ。国際宇宙ステーション(ISS)との往復は高額の運賃を払ってロシアのソユーズ宇宙船に頼る一方、独自の宇宙ステーション建設や月面探査を目指す中国が有人飛行で成功を重ねる中、米国の存在感は薄れていた。

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