コロナ 苦闘と共生

コウモリ体内、ウイルス変異 人への感染ルート、謎多く

 新型コロナウイルスの感染拡大は、人類に改めてウイルスの脅威を突きつけた。最新の科学によるウイルスの起源の解明と医療整備が急がれる一方、ウイルスとの戦いが長期化することを前提にした社会の在り方も問われている。

 ミャンマーとの国境沿い、中国南部の雲南省に雄大な自然が広がる。この地域の廃坑に新型コロナウイルスのルーツを探る手掛かりがあった。洞窟を好むキクガシラコウモリから見つかった「RaTG13」と呼ばれるコロナウイルスだ。

 広東省で2002年に起きた重症急性呼吸器症候群(SARS)の原因ウイルスを調査していた武漢ウイルス研究所が13年に発見した。全遺伝情報(ゲノム)の塩基配列を新型コロナと比べたところ、96%が一致することが判明。新型はコウモリのウイルスが変異して生まれた可能性が高いことを今年1月に突き止めた。

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