びっくりサイエンス

国後島にエゾシカ上陸 繁殖で食害懸念、領土問題が影

国後島中部の太平洋に面した近布内(ちかっぷない)で見つかった雌のエゾシカ=2019年4月(アンドレイ・ポリュシュケビッチ氏撮影)
国後島中部の太平洋に面した近布内(ちかっぷない)で見つかった雌のエゾシカ=2019年4月(アンドレイ・ポリュシュケビッチ氏撮影)

 北海道の本島に生息するエゾシカが海を渡り、北方領土の国後島にすみついた可能性が日本とロシアの共同研究で浮上した。急増すれば島の貴重な植物が食害で失われる恐れがある。詳しい実態調査が求められるが、領土問題を抱える日露関係が制約となり、見通しは不透明だ。

親子の足跡

 エゾシカは国内最大の草食動物で、雄の体長は最大で約2メートルにも達する。明治時代には乱獲や豪雪などで絶滅しかけたが、戦後は禁猟などで数を増やしながら生息域を拡大。2018年度は約69万~79万頭に達したと推測されている。

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