びっくりサイエンス

月誕生のシナリオ見直しか 巨大衝突、意外に低温だった?

誕生直後の地球に小天体が衝突し、月の誕生につながったとする「巨大衝突説」の想像図(NASA提供)
誕生直後の地球に小天体が衝突し、月の誕生につながったとする「巨大衝突説」の想像図(NASA提供)

 月が誕生したシナリオが見直しを迫られそうだ。月は地球に小天体が衝突した際に生まれたとする「巨大衝突説」が定説になっているが、このときの超高温で燃え尽きたはずの炭素が、今も月に大量に存在することを大阪大などのチームが突き止めた。日本の探査機「かぐや」の成果が月誕生の謎に一石を投じている。

火星ほどの天体が地球に衝突

 月は地球から38万キロ離れた軌道を周回する衛星だ。大気はほとんどない。太陽系の惑星にある衛星の多くは、惑星と比べ直径は数十分の1以下、重さも数千分の1以下だが、月は地球に比べ直径は約4分の1、重さは約80分の1と極めて大きい。

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