日曜講座 少子高齢時代

コロナ不況でブーム消滅か 「令和婚」で結婚増 客員論説委員 河合雅司

7年ぶり減少に歯止め

 2019年の婚姻件数が7年ぶりに増加に転じた。

 厚生労働省の人口動態統計月報年計(概数)によれば、59万8965組で、前年より1万2484組増えた。

 5月の婚姻数が前年比でほぼ倍増となっており、改元をきっかけとして結婚に踏み切ったカップルが多かったことは間違いない。

 いわゆる「令和婚」である。人口問題においては久しぶりに明るいニュースだった。

 婚姻件数のピークは、第2次ベビーブーム期にあたる1972年の109万9984組だ。以後、多少の増減を繰り返しながらも、長期的に見れば下落傾向をたどってきた。

 ちなみに、改元が結婚ブームを呼び起こすかといえばそうでもない。昭和から平成へと元号が変わった89年は600組増にとどまり大きな変化は見られない。

 ただ、この翌年の90年が前年比1万3822組増と急増している。

 団塊ジュニア世代が結婚適齢期となってきたためだ。その後、世紀が改まった2001年までおおむね増加傾向となった。1990年代は、ちょっとした“結婚ブーム”が続いていたということである。

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