びっくりサイエンス

人類も冬眠する時代へ 宇宙旅行やコロナ治療に応用も 桜井武・筑波大教授に聞く

桜井武・筑波大教授(本人提供)
桜井武・筑波大教授(本人提供)

 人類が冬眠できる時代が近づいた。冬眠しない哺乳類を人工的に冬眠状態にする技術が開発され、実験に成功した。人間でも成功すれば、新型コロナウイルス感染症のような命にかかわる病気の治療や長期間の宇宙旅行での健康維持など、さまざまな応用につながると期待が高まっている。研究チームの桜井武・筑波大教授(神経科学)に人工冬眠の可能性と展望を聞いた。

人間に冬眠する能力があってもおかしくない

 --脳の視床下部にある特定の神経細胞を刺激することで、本来は冬眠しないマウスとラットを冬眠状態に導くことに成功した

 「代表的な実験動物であるこれらの動物を冬眠させられるようになったことで、これまで詳細が分からなかった冬眠の仕組みを明らかにできるかもしれない。クマは冬眠中、ほぼ動かないが、春になって目覚めたときに筋肉や骨量が減っていない。どうしてこういうことが可能なのかはミステリーだった」

 --冬眠できない人間もできるようになるのか

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