クローズアップ科学

日本人の月探査に受け継がれる「こうのとり」全機成功の遺伝子

国際宇宙ステーションのロボットアームにつかまれた物資補給機「こうのとり」4号機=2013年(JAXA、NASA提供)
国際宇宙ステーションのロボットアームにつかまれた物資補給機「こうのとり」4号機=2013年(JAXA、NASA提供)

 国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給機「こうのとり」が20日、最後の飛行を無事に終えた。全9機の成功を通じてISSの活動を支え続け、日本の国際的な地位の向上や有人宇宙技術の獲得に貢献。その遺伝子は後継機に受け継がれ、日本初の有人月探査での活用を目指す。

壮大な初打ち上げ

 こうのとりは2009年9月11日の未明、鹿児島県の種子島宇宙センターから初めて打ち上げられた。

 機体は全長10メートル、直径4・4メートルの円筒形で、大型の観光バスに匹敵。ロケットは新たに開発された国産最大の「H2B」が投入され、夜空をオレンジ色に染めながら轟音(ごうおん)とともに上昇する壮大な光景に、大勢の見物客が目を奪われた。

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