宇宙飛行士の野口聡一さん(55)が10月23日にも、米スペースX社が開発した新型宇宙船「クルードラゴン」に日本人として初めて搭乗する。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、新時代に向け3回目の飛行に挑む心境を聞いた。
--まもなく新型宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)に向かう
「気分的には、最終的な仕上げの段階。一通りの訓練は終わっている。あとは本番に向けて技量を保ちつつ、いくつも不具合が重なったときに自分たちで対応できるような、訓練の精度を高める段階だ。新しい宇宙船に挑戦できるのは、間違いなく宇宙飛行士の冥利(みょうり)に尽きる」