対馬に日の丸を掲げるプロジェクト始動 地元観光会社がクラウドファンディング

ハングルの看板が目立つ長崎県対馬市内の風景(アジアフューチャー提供)
ハングルの看板が目立つ長崎県対馬市内の風景(アジアフューチャー提供)

 朝鮮半島からわずか49・5キロの有人国境離島、対馬の観光地経営会社、Tu-VA(チューバ)対馬活性化事業会(長崎県対馬市)が、島内の観光地や町並みに日章旗(日の丸)を掲げる「対馬フラッグプロジェクト」に乗り出す。クラウドファンディング(CF)で募った資金で日章旗を購入し、国旗用ポールを管理する対馬市に寄贈して掲げてもらう。同会は「島内に日章旗を常に掲げることで、コロナ禍後には日本人としての誇りを持ってインバウンド(訪日外国人)をもてなす環境をつくりたい」と説明している。(松岡達郎)

 日本の有人国境離島への関心を高めてもらうきっかけにするとともに、コロナ禍後に韓国人を中心としたインバウンドが戻ってきたときのために町並みを観光客にとって魅力的にするのが目的。他国と国境を接する位置にある国境離島は資源調査や漁業の拠点としても重要な役割を担うが、本土から遠く離れていることから人口減などの問題に直面する。このため平成29年、対馬を含む国境近くの離島振興を目的に「有人国境離島法」が施行された。