太平洋島嶼国で自衛隊支援強化 米豪と連携、中国進出に対抗

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中国が建設を請け負い開通式が開かれた、パプアニューギニア・ポートモレスビーの幹線道路=16日(共同)

中国が建設を請け負い開通式が開かれた、パプアニューギニア・ポートモレスビーの幹線道路=16日(共同)

 防衛省は自衛隊の他国軍に対する「能力構築支援(キャパシティ・ビルディング)」を米国、オーストラリアと連携し、太平洋島嶼(とうしょ)国で強化する方針を固めた。能力構築支援の対象は東南・中央アジアが中心だったが、今年4月に南西アジアのスリランカに拡大し、太平洋島嶼国でも強化することで安倍晋三首相が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」の全域に支援の枠組みを広げていく。