「統計法違反で刑事告発を」高橋洋一嘉悦大教授 統計不正問題

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嘉悦大の高橋洋一教授(宮崎瑞穂撮影)

嘉悦大の高橋洋一教授(宮崎瑞穂撮影)

 元大蔵官僚で統計学に関する著書がある嘉悦大の高橋洋一教授が産経新聞のインタビューに応じ、厚生労働省の「毎月勤労統計」調査が不適切だった問題について「明らかに統計法違反だ。政府は刑事告発すべきだ」と語った。要旨は次の通り。(沢田大典)

 

 厚労省はバカだ、としかいいようがない。国家の根幹となる統計数字への国民の信頼が大きく揺らいだ。ショッキングだ。

 従業員500人以上の大規模事業所は全数調査がルールなのに、厚労省は平成16年から東京都内分を3分の1の抽出調査に切り替えていた。「不適切」ではなく、明らかにルール違反であり、統計法違反である。