自衛隊サイバー隊員を急速養成 超一流の民間技術者がOJT

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防衛省=東京都新宿区(川口良介撮影)
防衛省=東京都新宿区(川口良介撮影)

 防衛省が自衛隊のサイバー防衛隊の隊員を急速に養成するため、民間の超一流技術者の技能を活用したOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング=職場内訓練)の手法を導入することが17日、分かった。現行で110人態勢のサイバー防衛隊は中朝露の部隊に比べ桁違いで少なく、人材拡充と能力向上を急ピッチで進める狙いがある。技術者を派遣する民間専門業者との契約を今夏に交わし、来春からOJTを始める方針だ。

 陸海空3自衛隊の統合部隊であるサイバー防衛隊のほか、3自衛隊それぞれの情報通信ネットワークの監視と防護を担う部隊に計約300人の隊員がいる。効率的な運用に向け3自衛隊の部隊をサイバー防衛隊に統合することも検討する。