安倍政権考

突然休園や定員割れ 企業主導型保育所見直しへ

保育士が一斉退職し、一時休園した企業主導型保育所=平成30年11月、東京都世田谷区
保育士が一斉退職し、一時休園した企業主導型保育所=平成30年11月、東京都世田谷区

 「質より量」の体質から転換できるか-。政府が保育の受け皿整備に活用してきた「企業主導型保育所」の見直しに着手した。企業主導型は、企業が主に従業員向けに整備する保育施設で、待機児童の解消を急ぐ意味も込め、国が認可施設並みの助成金を出してきた。しかし、不明朗な運営実態を行政が把握できずに保育士の一斉退職が起きるなど、トラブルが続出。参入時の審査で国の関与を強めるなど、今後は「質」の重視へとかじを切る。

 企業主導型保育所をめぐっては、近年全国で定員割れや突然の休園などが問題化した。

 東京都世田谷区では、今年度に5施設で保育士が一斉退職して休園に陥ったり、事業継続が困難になるトラブルが起きた。ある施設では、休園の直前に突然告知するケースもあった。区の担当者は「子供たちの行き先も確保できていない状態だった。数日間で対応するのは厳しい」と振り返る。

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