
統一地方選前半戦に合わせて行われた大阪府知事、大阪市長のダブル選後、公明党が日本維新の会に猛烈な揺さぶりをかけられている。勝利した維新は、次期衆院選で公明現職がいる大阪、兵庫の6選挙区での対抗馬擁立に意欲をみせるばかりか、大阪市議選で過半数に2議席足りなかった分も切り崩しを図ろうとしている。公明抜きで大阪都構想に向けた住民投票実施も示唆しており、市議会の2議席の行方は、今後公明党の明暗を左右しそうだ。
「公明党を壊滅させる」 維新を創設した橋下徹元大阪市長(49)は8日、フジテレビ番組でこう明言した。公明現職がいる関西の6選挙区を「公明党の力の源泉」と指摘した上で、次の衆院選で「維新のエース級のメンバー」を対抗馬としてぶつける考えも示した。