阿比留瑠比の極言御免

韓国外交は素人か子供か

日本企業に賠償を命じるとした韓国徴用工訴訟判決を受け、支援者らから拍手を送られる原告の李春植さん(手前中央)=2018年10月30日、ソウル・韓国最高裁前(共同)
日本企業に賠償を命じるとした韓国徴用工訴訟判決を受け、支援者らから拍手を送られる原告の李春植さん(手前中央)=2018年10月30日、ソウル・韓国最高裁前(共同)

 数年前、韓国の大統領が朴槿恵(パク・クネ)氏だった頃に、韓国の学者らと会食して意見交換した際の話である。たまたま話題が、首相を議会で選出する日本の議院内閣制と、国民が直接投票で大統領を選ぶ韓国の大統領制の違いに及んだ。

 韓国の学者は双方には一長一短あると指摘しつつ、次のように語った。

 「大統領制のいいところは何でも即決できること。韓国人の好むスピード感があって気持ちがいい」

 「反対に悪いところは、大統領も閣僚も素人がなるところだ。しかも日本みたいに、何度もいろんな閣僚に就いて政治の経験を積むということもなく、ほとんど一回しかやらない」

 韓国に限らず、米国やロシア、フランスなど大統領制を採用している国は数多い。トランプ米大統領も政治経験のない実業家から、いきなり現在の地位に就いた。国際政治や外交においては素人だと自覚していたからこそ、就任時から安倍晋三首相を相談役にしているのだろう。

 それが韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権の場合、国際社会の常識もマナーもわきまえずに素人外交を展開し続けるのだから、目を覆わんばかりの現状である。いわゆる徴用工訴訟で、韓国最高裁が日本企業に賠償を命じる確定判決を出した件に対する無策ぶりは、見ていて恥ずかしい。

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