首相ブレーン・本田悦朗氏、消費増税凍結を主張「アベノミクス失敗も」

インタビューに答える経済学者で安倍晋三首相の経済ブレーンの本田悦朗前スイス大使=23日、東京・六本木のTMI総合法律事務所(酒巻俊介撮影
インタビューに答える経済学者で安倍晋三首相の経済ブレーンの本田悦朗前スイス大使=23日、東京・六本木のTMI総合法律事務所(酒巻俊介撮影

 安倍晋三首相の経済政策のブレーンで内閣官房参与も務めた本田悦朗・前スイス大使が産経新聞の取材に応じ、アベノミクスを失敗させないためにも10月の消費税率10%への引き上げは凍結すべきだとの考えを示した。

 政府は5月の月例経済報告で「景気は緩やかに回復している」との認識を維持しましたが、回復力は弱く、回復という言葉が本当にふさわしいのか疑問です。20日に内閣府が発表した今年1~3月期の実質国内総生産(GDP)でも、個人消費や企業の設備投資など内需関連は軒並み弱い。