外交安保取材

「なぜ日本の無人島のために米国の兵士が死ぬの?」 同盟国の本音にどう向き合うか

G20大阪サミット閉幕後、記者会見で日米安全保障条約について言及するトランプ米大統領=6月29日、大阪市
G20大阪サミット閉幕後、記者会見で日米安全保障条約について言及するトランプ米大統領=6月29日、大阪市

 「不公平な合意だ」-。トランプ米大統領が日米安全保障条約への不満をあらわにした。日米同盟に直ちに亀裂が生じる兆しはないが、トランプ流の交渉術と軽視するわけにもいかない。日米安保への批判は、一定数の米国民の本音でもある。トランプ氏の発言を奇貨とし、日本でも日米同盟の本質や国防に関する議論を深めるべきだ。

根強い「安保ただ乗り論」

 「もし日本が攻撃されれば私たちは日本のために戦う。米国が攻撃されても日本は戦う必要がない」

 6月29日、トランプ氏は20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の閉幕後に大阪市内で行った記者会見で、日米安保条約の「片務性」を指摘した。条約の破棄こそ否定したのの、内容は「変えないといけない」と述べ、日本側に見直しを求めていることを明らかにした。

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