“菅銘柄”閣僚が相次ぎ辞任 「ポスト安倍」どうなる

河井克行法務相から辞表を受け取り、記者団の質問に答える安倍晋三首相=31日午前、首相官邸(春名中撮影)
河井克行法務相から辞表を受け取り、記者団の質問に答える安倍晋三首相=31日午前、首相官邸(春名中撮影)

 辞任した菅原一秀前経済産業相と河井克行前法相はいずれも菅義偉官房長官に近く、9月の内閣改造で両氏が初入閣したのは、菅氏の後押しが大きく影響したとされる。菅氏は4月の新元号発表で知名度が上がり、「ポスト安倍」に浮上したが、“菅銘柄”の閣僚が「政治とカネ」をめぐる問題で相次いで辞任し、菅氏の勢いに急ブレーキがかかった。

 「内閣として一層身を引き締めて行政の責任を果たしていきたい」。菅氏は31日の記者会見で菅原、河井両氏の辞任について、こう述べた。