中曽根氏を悼む 長谷川和年元首相秘書官 全斗煥大統領は中曽根さんに言った「アンタニホレタヨ」

1983年1月、韓国を電撃訪問し、全斗煥大統領(右)と会談=ソウル(中曽根康弘事務所提供)
1983年1月、韓国を電撃訪問し、全斗煥大統領(右)と会談=ソウル(中曽根康弘事務所提供)

 内閣発足の翌日(昭和57年11月28日)、中曽根康弘さんは、外務省から招集された私など秘書官らを前にこう言われました。

 「君たちは船の主要な乗組員だ。自分が船長だ。一緒に内外の懸案に向き合っていこう」

 中曽根さんは、日本を国際政治における主要なプレーヤーに押し上げ、世界の中での日本の存在感を示してくれた政治家でした。いわば日本の現代化に功績を残したといえます。それを成し遂げたのは、外交をトップダウンで進める「官邸主導」と、相手国首脳の心に入っていく「首脳外交」を果敢に展開したからでしょう。

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