阿比留瑠比の極言御免

連載300回、安倍政権の歩みを振り返る

臨時国会が閉会し、記者会見で質問に答える安倍晋三首相=12月9日午後6時16分、首相官邸(代表撮影)
臨時国会が閉会し、記者会見で質問に答える安倍晋三首相=12月9日午後6時16分、首相官邸(代表撮影)

 政治に関わるよしなし事を好き放題に記してきた拙コラム「極言御免」は、今回で通算300回を迎えた。第2次安倍晋三政権の発足からちょうど100日となる平成25年4月4日にスタートしてほぼ週1回、6年8カ月以上も連載が続いてきたのは、すべて読者諸兄のおかげです。

 そこで今回は、憲政史上最長となった安倍政権のこれまでの仕事を、独断と偏見で振り返りたい。安倍政権といえば、民主党政権

時から株価を約3倍に上げた経済政策アベノミクスや、2度にわたる消費税増税などに目が向けられがちだ。

 だが、むしろそれ以外の面、特に日本が生き残るための国際関係と安全保障分野で、国の在り方を大きく変えてきたのではないか。