日米安保改定60年

(下)空疎な反対運動変わらず

 日本時間1月8日朝。イラクにある米空軍基地にイランの弾道ミサイル十数発が撃ち込まれた。暗闇に包まれた基地をつんざく光と重い着弾音。トランプ大統領の「海外の米国人を守るため」という指示で、米軍が3日にイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官をイラクで殺害したことに対する「報復」だった。

 インターネットで「第三次世界大戦」のワードが飛び交ったこの日。「報復」から約10時間後の東京・JR新宿駅西口では、市民団体「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が「緊急街頭宣伝行動」を開いていた。

 「アメリカとともに肩を並べて戦争をする。日本の若者を遠い中東の地で血を流させる。こんなことを許すわけにはいかない」