自民党や立憲民主党などが京都市長選(2月2日投開票)に危機感を強めている。両党など与野党5党は相乗りで4選を目指す現職を支援するが、共産党とれいわ新選組が推す共産系弁護士の新人が支持を広げているのだ。特に立民は、京都が福山哲郎幹事長の地元でもあり、後れを取れば野党第一党の沽券(こけん)に関わる。国政選挙でれいわとしのぎを削る立民の基盤も揺らぎかねない。(中村智隆)
「京都を変えるには市民の力が必要だ。それを示すチャンスが選挙。あなたの力を貸していただきたい」
25日、観光客らでごった返す京都市の四条烏丸にれいわの山本太郎代表が姿をみせると、黒山の人だかりから「待ってました!」などと歓声が飛んだ。