好転しない議論に危機感 自民、2年ぶり「改憲」章立て 運動方針案了承

 自民党は21日の総務会で、令和2年の運動方針案を了承した。2年ぶりに憲法改正を独立した章として掲げ、前文に続いて掲載することで運動方針の最優先事項であることを強調した。扱いを大きくした背景には、改憲をめぐる状況が一向に好転しない危機感がある。運動方針案は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となった党大会に代わり、来月にも開く両院議員総会で決定する。

 独立した章は「新たな時代にふさわしい憲法へ」と銘打ち、「憲法改正原案の国会発議に向けた環境を整えるべく力を尽くす」と強調した。「国民的な機運の盛り上げに努める」とも明記し、党が実施している改憲に向けた国民運動を列挙した。

 平成24年に第2次安倍晋三内閣が発足して以降、改憲の章を独立して設けたのは30年に続き2回目。従来は重点政策の章の一項目として掲載することが多かった。昨年の運動方針にはそれさえなく、前文の一部に「新しい時代に即した憲法の改正に向けて道筋をつける」などと短く記載しただけだった。

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