揺らぐ覇権

日米安保堅持へ3つの条件 簑原俊洋

日米安全保障条約60周年記念レセプションで鏡開きをする日米両政府の関係者ら=1月、東京都港区の飯倉公館
日米安全保障条約60周年記念レセプションで鏡開きをする日米両政府の関係者ら=1月、東京都港区の飯倉公館

 1月19日に還暦を迎えた改定後の日米安全保障条約。当日、外務省飯倉公館で両政府の関係者を招いた記念式典が催された。首相の安倍晋三は「(同条約は)いつの時代にもまして不滅の柱。アジアとインド太平洋、世界の平和を守り、繁栄を保障する不動の柱だ」と述べ、両国関係の深化をたたえた。

 確かに、首相は他国指導者の苦悩をよそに米大統領、トランプのエゴを満足させ、明白な序列を前提とした「ドナルド=シンゾー関係」を築いて日米関係の動揺を巧みに回避してきた。

 この点に関しては、米国が現在と同様に自国の狭い利益を優先させ、日米関係が損傷した1970年代前半の様相とは全く異なる。とはいえ、首相が語るように、日米同盟はこれからも揺らぐことなく両国間の紐帯(ちゅうたい)として本当に存続し得るのだろうか。

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