政界徒然草

仰々しい「メディアへの反論」批判 新型コロナ報道めぐる政府反応に野党

テレビ朝日の情報番組を名指しして反論した厚生労働省のツイッター
テレビ朝日の情報番組を名指しして反論した厚生労働省のツイッター

 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、政府がワイドショーなどの報道内容にツイッターで反論し、これを野党が「言論統制だ」と批判している。メディアの中には訳知り顔で持論を述べるコメンテーターが少なくなく、中には、国民を不安に陥らせる解説も多い。「言論統制」とは到底思えないが、政府がメディアの情報発信に神経をとがらせているのは間違いない。

 9日の参院予算委員会で国民民主党の伊藤孝恵氏は、厚生労働省や内閣官房国際感染症対策調整室が特定のテレビ番組を名指ししてツイッターで反論したことへの見解をただした。安倍晋三首相はこう答弁した。

 「報道機関がさまざまな情報を発信するのは望ましいところだが、情報は正確なものでなければならない。誤解を招きかねない情報に関連して、関係省庁が政府側の情報や考え方、事実関係を発信した」

 伊藤氏はその後、反論ツイートが官邸の指示かどうか繰り返し質問し、首相は否定した。

 厚労省が取り上げたのはテレビ朝日の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」だ。出演者がマスク供給について「まずは医療機関に配らなければだめ。医療を守らなければ治療ができないから、医療機関、特に呼吸器関係をやっている人に重点的に配っていく」とコメントしたとして、5日のツイッターで「厚労省では、感染症指定医療機関への医療用マスクの優先供給を行った」と反論した。

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