政治デスクノート

新型コロナで選挙混迷 自粛の「対象外」とはいうものの与野党困惑

 新型コロナウイルスの感染拡大で、各地の選挙に異変が起きている。支援者が密集する大規模集会は自粛、街頭演説では握手もできない。総務省は大規模イベントなど政府が要請する自粛の対象に「該当しない」としているが、告示を目前に控える衆院静岡4区補欠選挙(14日告示、26日投開票)では混迷が深まっている。

大規模集会は「3密」に

 「新型コロナで集会も打てない。せっかく名前を知ってもらう機会なのに結局は街頭演説をコツコツやるしかないのか」

 衆院静岡4区補選を目前に控え、野党統一候補の陣営幹部はこう嘆いた。

 静岡4区補選は、自民党の望月義夫元環境相の死去を受けたもので、与野党が次期衆院選の前哨戦と位置付ける重要な選挙だ。自民党は弔い合戦に意気が上がり、野党は無所属候補を野党統一候補として擁立し、新人同士の与野党対決となる。

 ただ、選挙運動に伴い屋内で行われる集会は、新型コロナに感染する恐れがある密閉、密集、密接の「3密」に当てはまる。普段は躍起となる大規模集会の人集めもためらい、集会をやるにしても「来場者は50人以内で30分以内に終わらせる」(野党統一候補陣営)と気を使わざるを得ない。

 自民党候補の陣営も「支持拡大に向けて、党が得意とする組織的な集会ができないのは非常に痛い」とこぼす。

 街頭演説や集会後に支援者らと交わす握手にも、異変が起きている。

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