政界徒然草

例えれば「風林火山」 新型コロナで野党党首の違い鮮明

 新型コロナウイルスをめぐる対応に国民の注目が集まる中、野党党首それぞれの違いが浮き彫りになっている。半ば強引ではあるものの、かの有名な戦国武将、武田信玄が旗印とした「風・林・火・山」に倣(なら)って読み解いてみたい。(田村龍彦)

疾(はや)きこと「風」の如(ごと)く

 「私は的を外れていない対策を早い段階から出した自負がありますし、一律所得制限をかけず10万円を配ることはどの党よりも先に出した自負があります」

 4月15日、東京・永田町の国民民主党本部。玉木雄一郎代表は党の若手議員を前に冗舌だった。政府は紆余曲折の末、国民1人当たり一律10万円の給付を決めたが、確かに野党、中でも玉木氏はいち早くそれを訴えていた。

記者会見に臨む国民民主党・玉木雄一郎代表=22日午後、東京・永田町(春名中撮影)
記者会見に臨む国民民主党・玉木雄一郎代表=22日午後、東京・永田町(春名中撮影)

 さらに、他党に先駆けて問題提起していた中小事業者の家賃負担を軽減・猶予する法案について、野党だけでなく与党も前向きな姿勢を示すなど、提案路線で存在感を見せている。

 一方で、「華々しくぶち上げるだけで、党内や他党との調整に汗をかく様子はない」(立憲民主中堅)との批判もある。外出規制の違反者に罰則を設ける「ロックダウン(都市封鎖)法案」に言及した際は他の野党から反発を招くなど“軽さ”も見える。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22日に実施した合同世論調査では、国民の支持率は1・1%。世間の認知度にはつながっていない。

静かなること「林」の如し

 昨年7月の参院選比例代表で約228万票を獲得し、一躍「台風の目」になったれいわ新選組の山本太郎代表。全国を遊説し、熱狂的なファンを増やしてきたが、新型コロナの影響で屋内集会などが中止に追い込まれ、発信の機会を失っている。

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