医療現場優先した首相 「途中で再評価」で機動性 阿比留瑠比

 安倍首相が緊急事態宣言の延長を表明したことを伝える大阪・道頓堀のモニター=4日午後6時15分
 安倍首相が緊急事態宣言の延長を表明したことを伝える大阪・道頓堀のモニター=4日午後6時15分

 安倍晋三首相は4日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための緊急事態宣言の延長を、新規感染者の数が減少傾向に転じているにもかかわらず決断した。何よりも、崩壊の危機に瀕(ひん)する医療現場を守って態勢を整え、“決壊”させないことを優先した。一方で、感染抑制地域での自粛の一部緩和を認めるなど、「経済を生かすための綱渡り」(首相周辺)も継続し、状況に応じて不断の見直しを行う。

 「日本の情勢は、だいぶ落ち着いてきてはいる。ある程度、宣言の期間を延ばしておき、途中で解除するのも一つの考え方だろう」

 安倍首相は4月30日夜、周囲にこう語った。そしてその翌日の5月1日、政府の専門家会議がまとめた提言には、感染症の流行時に感染者1人から平均何人にうつるかを表す「実効再生産数」が示されていた。これが「1」を下回れば感染は縮小に向かう。

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