戦後75年 憲法改正(2)

憲法9条 自衛隊が憲法に存在しない異常、任務に制約も

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、自衛隊員は空港での検疫や、海外からの帰国者が検査結果判明まで滞在するホテルでの生活支援などに日々従事している。この1年は豪雨で街中に流出した油の除去から、豚熱(CSF)発生に伴う豚の殺処分まで任務は多様化し、感染症対応も加わった。

 「自衛隊イコール災害派遣隊ではないのだが」。幹部自衛官は自嘲気味にこう語るが、内閣府が平成30年に行った世論調査では自衛隊に期待する役割は災害派遣がトップの79・2%。「国の安全の確保」は60・9%だった。

広報支援名目の護送

 自衛隊は軍事装備を所有する国防組織でありながら、憲法上は軍隊ではない。矛盾を生んでいるのは「陸海空軍その他の戦力を保持しない。国の交戦権を認めない」と規定する憲法9条2項だ。国防任務や海外活動はさまざまな制約を受けてきた。

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