政治デスクノート

コロナ危機で存在感 吉村知事は維新の看板になるか

大阪府の新型コロナウイルス対策本部会議後、記者会見する吉村洋文知事=21日夜、大阪府庁
大阪府の新型コロナウイルス対策本部会議後、記者会見する吉村洋文知事=21日夜、大阪府庁

 「首長の行政権を通じて党の実行力や挑戦する姿勢を感じてもらい、与党が失墜して風が吹くときに備える」。日本維新の会代表を務めた橋下徹氏は、平成30年9月に出版した「政権奪取論 強い野党の作り方」(朝日新書)にこう記している。

 維新は大阪を中心に関西で強い支持基盤を築くが、いまだ全国的な勢力拡大には至らず、全国政党に成長しきれていない。だが、その局面を打破できるかもしれない新たな兆しがある。副代表を務める吉村洋文大阪府知事の存在だ。

 新型コロナウイルスの災禍に日本が巻き込まれ、都道府県知事の行政手腕が試される中、大阪府民への外出自粛要請や休業要請を段階的に解除する府の基準「大阪モデル」を発表したり、3月に兵庫県との往来自粛要請を打ち出したり、常にスピード感のある対応で注目を浴びてきた。

 テレビやツイッターを使った情報発信にも積極的で、各種世論調査で維新の政党支持率が上昇している一因とされている。

 「大阪府知事がこれだけ東京で取り上げられるのはうれしい」

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