首相、改憲に執念 任期1年余「与えられた条件下で最善尽くす」

通常国会の閉幕を受け会見に臨む安倍晋三首相=18日午後、首相官邸(後藤徹二撮影)
通常国会の閉幕を受け会見に臨む安倍晋三首相=18日午後、首相官邸(後藤徹二撮影)

 新型コロナウイルス感染症対策に追われた通常国会も閉会し、安倍晋三首相は残る1年3カ月の任期内に何を目指すのか。コロナ禍で国際情勢が激変し、日本でも第2波襲来の恐れが否定できない不安定な状況下で、それをどう実現させていく考えなのか-。

 「政治とは、与えられた条件の中で最善を尽くすことだ。もちろん、あと1年余の任期でも憲法改正はあきらめない。かえって1年の方が怖いものはない」

 安倍首相は国会閉会後、コロナ禍で世界が一変した今、何がやりたいかを周囲に問われてこう答えた。政治の世界では、最善を尽くしても到達できないこともあるが、少なくとも自衛隊を憲法に明記したいとの思いに変わりはない。

 7カ月前の昨年11月、通算在職日数が歴代第1位となる際はこう述べていた。

 「拉致問題、北方領土問題、デフレ脱却と任期中にやるべき課題はたくさんあるが、国内で完結するのは憲法改正だ」

 その後のコロナ感染症の世界的大流行で、外交交渉は大きく滞った。世界経済もリーマン・ショック時を上回る打撃を受け、日経平均株価は高水準で推移するものの、アベノミクスにも当然影響が出る。成長戦略も練り直しが迫られよう。

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