戦後75年 日米安保(3)

在沖米軍基地、変わる位置付け

 那覇市の那覇空港に隣接する敷地には陸海空自衛隊の基地・駐屯地がひしめき合う。陸自駐屯地に拠点を置くのは第15旅団。その歴代指揮官には言い伝えられてきた戒めの言葉がある。

 「あまり米海兵隊と行動するな。沖縄県民から一緒だと見られてしまう」

 昭和47年5月の本土復帰以降、自衛隊は不発弾処理や救急患者空輸などで徐々に県民の信頼を得てきた。歴代指揮官への戒めは、これまでの地道な努力が反基地感情に巻き込まれて台無しにされかねないという懸念が背景にある。

「在沖米軍基地をめぐる動き」グラフィック拡大版

重み増す在沖米海兵隊

 しかし、米軍との行動を忌避する風潮は改められつつある。

 沖縄県金武(きん)町の米軍キャンプ・ハンセンには負傷兵を応急処置するための訓練センターがある。血の出るマネキンを使って暗闇での救助をシミュレーションするなど実戦を想定した施設だ。米海兵隊関係者は「3、4年ぐらい前から第15旅団の隊員が定期的に訪問するようになった」と明かす。今年2月には陸自水陸機動団と在沖米海兵隊が金武町の米軍ブルービーチ訓練場で上陸訓練を行った。

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