政界徒然草

8年ぶりに政局が動き出す? カギ握る「3A+S」

「ポスト安倍」レースの行方は、菅義偉官房長官(左)と安倍晋三首相(中央)、麻生太郎副総理兼財務相(右)ら「3A+S」がカギを握る=6月9日、衆院第1委員室(春名中撮影)
「ポスト安倍」レースの行方は、菅義偉官房長官(左)と安倍晋三首相(中央)、麻生太郎副総理兼財務相(右)ら「3A+S」がカギを握る=6月9日、衆院第1委員室(春名中撮影)

 17日に通常国会が閉会し、自民党ではせきを切ったように「ポスト安倍」を見据えた動きが増えている。新型コロナウイルス対応が影響して安倍晋三首相の「1強」態勢に変化がみられ、水面下の駆け引きが活発になっているのだ。党内での表立った権力闘争は、平成24年の総裁選で安倍首相が返り咲いて以来8年ぶりとなるが、カギを握るのは、これまで安倍政権を支えてきた「3A+S」の動向だ。

 「これからやるべきことを整理しながら『これを中心にやっていこう』などといろんな話をした。金丸信さんっていう幹事長・副総裁をやった方の話になってね…」

 首相は20日夜、橋下徹元大阪市長とともにインターネット番組に出演し、前日の19日夜に麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官、甘利明党税調会長と会食した様子をこう振り返った。

 麻生、菅、甘利の3氏は第2次安倍政権発足時から政権の屋台骨を支えてきた同志で、首相を交えた4人の関係が、頭文字をとって「3A+S」と呼ばれる。

 関係者によると、この会食は、首相の側近の今井尚哉首相補佐官が日程調整に深くかかわったという。今井氏なりに、現在の4氏の関係に政局的に危機感を覚えたとみられるからだ。

 この会食には、大きく2つの意味合いがあったからとされる。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください